お知らせ
ウェルビーイング経営への取り組み【8社】をご紹介
働き方が多様化する社会の中で、今注目されている「ウェルビーイング経営」。
「ウェルビーイングとは、個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態であることを意味する概念」と厚生労働省は定義をしています。
「成功するから幸せになる、ではなく、幸せだから成功する」。その「幸せ」「幸福度」の向上を目指し行う個人・企業・社会の取り組みが「ウェルビーイング」活動となります。幸福度の高い社員は創造性が3倍、生産性は1.3倍という科学的データもあります。
では、各企業様のウェルビーイングの取り組みなどについていくつかご紹介していきます。
■TOYOTA
2020年11月の中間決算の説明会にて豊田章男社長が「幸せの量産するという使命のもと有事の時こそ、自分以外の誰かのために、世界のために、未来のために、仕事をしてまいりたいと思います」と発表しました。車の生産台数の維持を目的にするのではなく、「幸せを追求することで、結果がついてくる」をポリシーとして掲げています。
|参考サイト|
多様性と多元性から見る Well-Being | 未来につながる研究 |
アソビと余白から見るWell-Being | 未来につながる研究 |
■味の素
”Eat well, Live well”のスローガンはCMなど様々な媒体で浸透しているワードですね。声に出して読むと「あ!知ってる!」となります。日本にウェルビーイングの概念が広まる前から「よく生きる」ことを発信してきました。
|味の素のウェルビーイング活動の具体例|
・わたしたちのウェルビーイング | 味の素株式会社 ~Eat Well, Live Well.
・2024年3月7日に開催された春季労使交渉において、すべての従業員のWell-beingの向上と日本経済の好循環に向けて、2年連続で1人あたり6%相当(平均約2.1万円以上)となる賃上げを実施と発表。
■楽天
組織と個人の新たな関係性や企業文化に関する研究機関楽天ピープル&カルチャー研究所を設け、「コレクティブ・ウェルビーイング」に関するガイドラインを作成。ガイドラインによると、「仲間」「時間」「空間」の3つの要素(三間:さんま)の設計と、それぞれに余白を設けることが大切と提唱。
研究所のグローバルネットワークから収集したウェルビーイングの具体的な施策リストや、日常業務でも活用できる独自開発した簡易ツールを公開しています。→(こちら)
下記のようなレクリエーションツールなんかもダウンロードできます。面白いですね!!
■丸井グループ
公募制で「Well-being推進プロジェクト」や「レジリエンスプログラム」といったウェルビーイングに取り組むプロジェクトや研修を設け、社員一人ひとりが自発的にウェルビーイング活動に取り組む文化を醸成し、丸井グループ全体の活性化につなげています。
2016年に発足した健康経営推進プロジェクトは2021年の5期目に「Well-being推進プロジェクト」と改め、ファムテックをはじめとした女性の健康や働く人のエンゲージメント向上に取り組み、自ら手を挙げてプロジェクトメンバーとなった社員を起点に、全社員を巻き込みながらグループ全体でウェルビーイング活動を実践しています。
|参考サイト|
Well-being Village (0101maruigroup.co.jp)
■アシックス
CWO(Chief Well-being Officer)を中心とするwell-being committeeで承認された年度方針と計画に基づき、健康推進活動を実施。進捗状況やその内容については社長が監督を行っています。
|アシックスのウェルビーイング活動の具体例|
▶ヘルスリテラシーの向上支援
・関心に合わせた情報発信やアーカイブ化、ポータルサイトの整理
・専門スタッフによる健康情報の発信やセミナー実施
・健康イベントの実施
▶メンタルヘルスの対応の強化
・セミナーの実施や、EAP(従業員支援プログラム)の周知と活用促進
▶生活習慣の改善支援
・アプリなどを利用した参加型運動イベントの実施
・仕事時の姿勢に着目したオンラインセミナーの開催など
|参考サイト|アシックスの健康経営 | 株式会社アシックス コーポレートサイト
■ポーラ
2021年4月より、幸福学の専門家であるる慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏、同大学院のSDM研究所の前野マドカ氏の協力のもと『ポーラ幸せ研究所』を創設。幸せ研究所の調査結果を生かし、一般向けワークショップやセミナーの実施や接客コミュニケーションの改革などを行いウェルビーイング実現に向けた仕組みづくりと社内外への啓発を推進。
ポーラのビューティーディレクターは皆さん個人事業主で活動しています。ワークライフバランスを大切に、ウェルビーイングの実践により、「幸せなチーム」が形成され結果をだしています。こちらの書籍もとても参考になります。→幸せ研究所書籍発売「幸せなチームが結果を出す」
|参考サイト|
■日立製作所(ハピネスプラネット)
2020年6月29日に「幸福度」を数値化(計測)する技術を提供し、企業のマネジメント活動などを支援することを目的とした新会社「ハピネスプラネット」を設立。
無意識な身体運動のパターンの中に幸福感と強く相関する普遍的な特徴があることを見つけ、それをテクノロジーを使って客観的に数値化した「ハピネス関係度」を計測するアプリ「ハピネスプラネット」を開発し、様々な企業で導入されています。「ハピネス関係度」が高い組織では、法人営業において、受注業績が3割ほど高いことが明らかになったそうです。
|参考サイト|日立、幸せを「見える化」する新会社設立 さまざまな業界での活用に期待
■積水ハウス
「世界一幸せな会社」を目指し、従業員一人ひとりが健康で充実した生活を送ることが必須条件とし、健康の維持増進に向けた取り組みを重要な経営課題と位置けています。
企業理念の根本哲学である「人間愛」をもとに、従業員の「幸せに直結する」心身の健康を高めるための制度や風土の整備や働き方改革を推進し、従業員が主体的に健康づくりに取り組むことを目指し実践しています。そういった、「幸せ健康経営」の取り組みは、経済産業省より健康優良法人(ホワイト500)に4年連続選定さています。
|参考サイト|幸せ健康経営 | ESG経営 | 企業・IR・ESG・採用 | 積水ハウス
まだまだご紹介した企業・取り組みもありますので、また別の記事でご紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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