
お知らせ
【実施レポート】企業様向けSDGs体験プログラム
〜都心にいながら、自然と環境課題にふれる1日〜
葛西臨海公園にて ビーチクリーン&マイクロプラスチック採取体験を実施
世界中で深刻化する「海洋ごみ」問題
年間800万トン以上のプラスチックごみが海に流出しているとされ、海洋生物や人間の暮らしにも影響を及ぼしています。こうした背景を踏まえ、企業として環境問題への理解を深め、持続可能な社会づくりに貢献することが求められています。
そうした中、東京都江戸川区にある葛西海浜公園にて、企業様のSDGs推進活動の一環として、ビーチクリーンとマイクロプラスチック採取体験プログラムを実施しました。

注意事項等を説明後、皆さんでビーチクリーン活動を実施
葛西海浜公園は、JR葛西臨海公園駅からすぐと都心からのアクセスも良く、園内には干潟やビオトープなど、多様な生きものが暮らす自然環境が広がっています。
一方で、荒川と旧江戸川という2本の大きな河川から流れ着くごみが堆積する海岸でもあり、人の暮らしと自然環境が密接につながっている場所でもあります。


当日は、企業の皆さま15名にご参加いただき、
- 燃やせるごみ
- 資源ごみ(びん・かん・ペットボトル)
- 危険物(ライター、スプレー缶など)
- その他(衣類、金属、プラスチック片など)
といったカテゴリーでの分別収集を行いました。参加者は数人ずつのチームに分かれ、それぞれの担当カテゴリーを意識しながら協力して作業を進めました。
続いては、マイクロプラスチック採取体験。
砂浜に混じった直径5mm以下の小さなプラスチック破片「マイクロプラスチック」、紫外線や波によって自然に細かく砕かれた「海洋ごみの最終形態」ともいえます。非常に軽いため世界中の海に広がりやすく、魚や海鳥が誤って飲み込んでしまう例も多く報告されています。
また、プラスチックに含まれる有害物質(添加剤や環境汚染物質)が体内に蓄積される可能性もあり、人間の健康への影響についても国際的な研究が進められています

一見きれいに見える砂浜にも、目を凝らすと色とりどりの小さなプラスチック片が。参加者の皆さんはふるいとピンセットを使って丁寧に採取し、種類や特徴を観察しました。

プラスチックごみなどを実際に拾いながら、都市ごみがどのように自然環境へ影響を及ぼすかを実感していただきました。
都市のすぐそばにある環境フィールドで、身近な自然と社会課題にふれる今回の体験が、日々の行動を見直すきっかけとなれば幸いです。
*皆さんに採取いただいたプラスチック破片は、洗浄し、後日、キーホルダー作り体験に活用させていただきました♪
